「平成28年度　平田漁港海岸災害復旧（陸閘）工事」が完工しました

釜石市より受注の「平成28年度　平田漁港海岸災害復旧（陸閘）工事」が完工しました。

本工事は(株)日立造船殿の開発した製品である「neoRiSe®」をライセンス契約に基づいて製作・据付を行った工事です。

「neoRiSe®」は自然の力（浮力・水圧）を活用し、自動的に起立する防潮堤であり、災害時には避難行動を優先することが出来ます。また、平常時には路面と一体化するため、日常生活の妨げとなることもありません。

本工事では実際に据え付けた製品が正常に可動するか確認するため、7月20日に浮上試験が行われました。当日の試験では扉体の浮上を確認することが出来、無事に終わることができました。

当社では平成27年度に大船渡の碁石漁港にて「neoRiSe®」の製作・据付工事を受注しており、本工事で2基目の完工となりました。
今後は大槌漁港で3基目、4基目の製作・据付工事を受注しています。地域住民の方の安全のため、工事を迅速に進めることができるように邁進してまいります。
 

7/20浮上試験の様子です。

グレーチング部から注水し、扉体を浮上させます。

浮上したことが確認できました。本工事の製品における全開時有効高は4.1ｍまでとなります。

平田陸閘完成写真